子どもを授かって移住を決めた榎さん

都会暮らしをしていた榎さんご夫婦が田舎暮らしを選んだ理由を聞いてみました。奥さまは昨年生まれたお子さんとご自宅で過ごされていると聞いていたので、ご主人の職場にお邪魔してお話をうかがいました。

移住先に熊野市を選んだのは?

子どもを授かったとき、子育てするなら絶対田舎がいいと考えました。

嫁の田舎が熊野だというのもあり「ゆったりとした田舎で子育てしたい」という気持ちが強く移住を検討しました。

 

考えていた通りの熊野でしたか?

いや・・・意外と田舎暮らしはゆっくりとできないですね。 

僕は名古屋にいた時、職場まで歩いて5分の所に住んでいました。今の職場は車で20分かかるので遠いなぁと感じますね(笑)

あと、週休二日制で残業もありませんでした。田舎では週に一日の休みが普通で自営業だったら勤務時間はあってないようなものなので、のんびりとした田舎暮らしとは程遠い生活を送っています。

 


そんなふうに想像とは違った田舎暮らしで、榎さんを支えているものはなんでしょう

昨年8月に子供が生まれたんですが、妻と子どもがいなかったら逃げ出していたかもしれませんね(笑)

子供がができてから市役所に行く機会も増えそこで痛切に感じたことですが、熊野市では市民へのサービスが行き届いていると感じます。

例えば出産や育児に関してとて親身になりアドバイスをくれる。

名古屋では行政は敵だと感じていましたが(笑)こちらでは人口も少ない影響か市民と行政がとても近いと感じています。

ベッドやチャイルドシートも譲りたい人と私たちを仲介してもらってとても助かりました。

 


田舎暮らしで困ったことは

ネットがあれば買い物や生活に困ることはないと思います。

例えば松阪市や津市のショッピングセンターにも日帰りで行けるので休日はドライブ気分で走っています。

熊野市の商店は店じまいが早く、夜の商店街は真っ暗になってしまいます。

人口が減り通行人がいないから仕方ありませんが、今後活気ある町になることを期待しています。

 


休日の過ごしかた

マラソンや新鹿海岸でのSUPなど体を動かすことが好きな榎さん。

タイヤショップを経営する奥さまのお義父さまもシーカヤックのインストラクターをされています。

奥さまも山歩きをされていてスポーツが大好きな榎さんご家族。

お子さんが歩けるようになったら熊野古道を歩きたいと話していました。


榎さんは名古屋で会社勤めをしていました。熊野市出身の奥さまと一緒にUターンで熊野市に移住。

現在は奥様のご実家であるタイヤショップを継ぐ為に修行中です。

奥さまは心理カウンセラーをしていて、春から仕事復帰を予定しているそうです。